とっても身近にあるけれど何をしているのかよく知らない、Shobu.net スタッフもずっと気になっていたNHKの鉄塔。
NHKさいたま放送局に見学のお願いをしたところ、快く受け入れてくださいました。
2006年2月、職員の方の丁寧なご案内をいただきながら、放送所の見学が実現しました。
NHKの鉄塔、「菖蒲久喜ラジオ放送所」はラジオ第一、ラジオ第二、衛星の放送を電波として送り出している場所です。
番組は放送センターから無線中継所を経由して送られてきます。衛星放送へ電波を送信している「菖蒲久喜放送衛星地球局」はWOWOW などNHK以外の事業者のアンテナも設置されています。

菖蒲久喜ラジオ放送所と同じような大規模な施設は全国に数箇所(右写真)設置されていますが、菖蒲にある鉄塔は、日本最大規模を誇っています。平地で電波にとって環境の良い菖蒲町に移転してきたのは1982年。敷地面積は約10万坪、東京ドームの約6倍ほど。電波を効率よく送信するため、鉄塔の地下にもアースが設置されています。働いている方はNHK技術局に所属している「送信技術者」の方々です。
菖蒲の鉄塔からは北は仙台市、南は愛知県までの約1900万世帯に電波が送られています。これは全国世帯数の約4割の家庭に相当します。また夜は電波の飛びが良くなるため、北海道から沖縄までの日本全国の全世帯にラジオの電波が送られています。菖蒲から発信されたラジオ電波を、全国の方が楽しんでいるなんて!かなり驚かされました。
説明をお聞きしたあと、さっそく放送所内を見学。半導体を使って300キロワットの電波を作っている第一放送機では、今まさにラジオ電波を全国の家庭に送信していました。コイルやコンデンサなど様々な装置を通して電波が作り出されます。また作り出した電波を送信するためには大量の電気が必要となるので、敷地内には変電所も設置されています。
停電による放送事故を防ぐため、非常用の発電機も用意されています。設備には菖蒲神社のお札があり、スタッフもびっくり。
NHKラジオ放送は菖蒲神社の神様に見守られているんですね。

2本の鉄塔の高さは第一放送が245m、第二放送が215m、重さは第一放送が600トン、第二放送が465トンあります。赤と白のしましま模様になっているのは飛行機の衝突を避けるため。夜になると光る灯りは航空障害灯と呼ばれています。そして最高度の耐震設計がなされている鉄塔の倒壊の恐れはありません。その秘密はボールペン構造の台座(菖蒲に移転してくる前の川口での施設のもの。菖蒲でも同じ構造が使われている。右写真)もし大きな地震がきてもストレスが分散されるので、揺れの影響が少なくて済むそうです。

こんなに高い鉄塔だと「付近の住民にとって電磁波の影響が心配です」と聞いてみたところ、放送所で発射する電磁波の強さは法律で定められている範囲内で、また電磁防護指針をクリアーしており、付近の住民の方はもちろん、放送所で働いている職員の方にも影響がないとのことでした。
今年はラジオ放送開始80周年の節目の年。
毎日見上げていた鉄塔は、わたしたちの想像をはるかに越える、
驚きの場所でした。
放送所の広い敷地を横断する道の角に、野球場とテニスコートがあります。
この施設は放送所のある菖蒲町と久喜市の住民の方が利用できること、
ご存知ですか?
野球場(軟式のみ)、テニスコート
料金は格安、ナイターも可能です。
休憩施設、シャワー室なども完備しています。
受付が必要ですので、アクレ(市民プール内)にて
「運動施設利用受付管理票」に記入し、申し込みをしてください。
※野球は1ヶ月前、テニスコートは1週間前までに申込みを済ませてください。
詳細は温水プール アクレ(0480-87-2616)にお問い合わせください。

利用料金(2時間単位、照明は1時間単位)
★野球場
施設利用料1000円/2時間 照明2500/1時間
★テニスコート
施設利用料500円/2時間 400円/1時間